山本一力

2008年12月03日

山本一力をはじめて読みました。

「あかね空」です。

江戸に店を持つために、京から単身やってきた

豆腐職人永吉と3人の子供の二代にわたる人生を描いた

直木賞受賞の時代小説です。

当時の江戸の情緒、風情を味わえます。

永吉を陰ながら支えた同業者老夫婦の

「功徳」(くどく)が心に沁みました。

「功徳」は現在では全く聞くことがなくなった言葉です。

辞書に書いてある意味は

現世・来世に幸福をもたらすもとになる善行。善根。


山本一力




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Posted koutake at 2008年12月03日 21:10 │本・DVD
Comments(3)


この記事へのコメント
正直、「功徳」という言葉の意味をはじめて知りました。
善いことを正しいことをしておくと、そのうちイイことがあるってことですよね?いい言葉です。

仕事においても普段の生活においても、自分が努力したことを評価されず落ち込むこともあるものです。でも私、どこかで誰かは見ていてくれると信じています。だから影ながら努力をしよう!そうすれば、いつかきっと報われる!!そう思っています。
これって「功徳」に近いでしょうか?

まぁ、そう思ってはいるものの実際は人をうらやんでしまったり「見てみて!私、家事をこれだけがんばったわ~」と夫に押しつけがましく言い放ち見返りを求めてしまったりしてる毎日なんですが・・・(ーー;)

明日から、また心をいれかえてがんばります!!!
Posted by calla at 2008年12月03日 23:03
calla様、「近い」と思います。
私、努力をさけてしまう方です。
でも努力で使ったエネルギーは必ず何かの形に
変化して現れると信じてます。
科学的な「エネルギー不滅の法則」が
あてはまると思うのです。

「功徳」はなかなかできないですよね。
その人にわからないように、善いことをしてあげる。
しかも自分の幸福は現世でなく来世になる
かも知れないのですから。
来世を信じないとだめですね。
Posted by kousetukousetu at 2008年12月04日 18:43
そうですね。私は来世があると信じています。何かと不満ばかり口にして努力をおこたってしまう私ですが今を毎日を一生懸命生きながら、何かしら人の役に立てるようにがんばってみます。見返りを求めずに。
来世も幸せになれるように・・・(^^)
Posted by calla at 2008年12月05日 21:16
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